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2010年04月 アーカイブ

2010年04月08日

ゆとり教育とは

当初は、面白い試みだと思いました。
ただ、上位教育機関(中学にとって、高校、高校にとっては大学)がそういうものを求めていない選考基準を採用している以上、なんというか意味ないな、とも思っていました。

で、ゆとり教育の結果、学生の読み書きの能力が低下してしまったとの事。
読み書き話すは、教育の根幹、基礎の土台のはず。ここはしっかり力をつけさせ、おおよそ専門的で、日常では知らなくても困らない知識は教育しなくても良い、というのが本来のゆとり教育なんじゃないのかな、と思います。
教える時間が足りないから、挨拶の指導が出来ませんでしたというのは教員の程度の低さをよく表しています。

でも、偏差値の高い学校ほど、ゆとり教育の趣旨から大きく外れた問題を出す傾向があるのが、諸悪の根源なんだろうな。
つくづく、大人って馬鹿だなあ(笑。

ゆとりちゃん

2010年04月10日

芥川龍之介とわたし

大抵の人は、おそらく中学生くらいの時に爆発的に本を読みたくなると思います。
自我が目覚め、心がぐっと成長を始めて、脳がむずがゆくなるんですね。本や音楽、映画など、他人の知的生産物に片っ端から触れてみて、何か示唆を得ようとしてしまう。僕もそうでした。

で、とうとう僕も、生き方を決定づけられるような作品と出会ってしまうわけです。
僕の場合それは、芥川龍之介の『侏儒の言葉』でした。
『侏儒の言葉』とは、今で言う、twitter風に、芥川が思った事を一言、二言づつ連綿と書きつづっている随筆集です。
ストーリーも何も無いものなんですが、それだけに芥川という作家の、物の見方がストレートに頭に入ってくる危険な作品でした(今にして思えば)。

いろいろ含蓄のある言葉がてんこ盛りに書かれているのですが、その中で一番衝撃を受けたのは、善悪と好嫌はちがう、という事です。
自分の好き嫌いを、あたかも善悪のように思い込んで物事を判断しているんじゃないのかという彼自身の自戒の言葉なんですが、あーそうなんだ、そういう見方もあるんだ、と、これはその時以来ずうっと僕の中に響いています。
社会正義に基づいて、他人を注意して差し上げているようですが、それは正義でも何でもなくて、貴方がそういうのを嫌いなだけなんでしょ?という事です。
ここをしっかりと見極めないと、他人は絶対に賛同してくれない。言うことは聞いてくれても、納得は得られず、心は離れていく。
私の”好き”を正義の名のもとに、他人に押し付けてはいないか、年を取るほどに、社会的な立場が上がるほどに注意を強めたいと思っています。

しかしシニカルな男だと思う、芥川という人は。共感は出来ても、尊敬は出来ないな。

昭和27年(晩年)の芥川龍之介 - YouTube

2010年04月24日

安物買いのナントカ失い

なにか物品購入しようと思い、見積りを業者さんに出してもらう。
で、稟議書に添付して回すわけですよ。
そのときに、それ見た上司から、ここに見積り頼んでみて、と、”オレの知り合い”の業者さんを紹介される。もっと安く買えるよう、話しとくから、と。

それはそれで構わないのですが、そういうやり方では当然あとから紹介された業者が安く持ってくるのは当たり前の事で、馬鹿正直に言うことを聞いていると、うちの会社を50年、60年一緒に支えてきてくれた業者さんを切り捨てる事になってしまう。
このやり方は、たかだか1万だか2万程度のコストダウンのために、財務諸表には出てこない、けど大切な経営資源の何かを弱くしているんじゃないだろうか。
経営面で将来必ずボディブローのようにじわじわと効いてきて、大きく足下を掬われる事になりそうな気がする。

口を利かれた業者も、先に出された見積金額が安ければ安いほど、きつかろう。でも”紹介者の顔”やら”付き合い”があるから、複雑な表情で注文請書を持ってくる。
で、あとのサポートやらヘルプやら、金銭的にシビアな対応をしないと利益が出ないものだから、現場サイドでは気持ちの良いお付き合いというものがなかなか難しくなる。

2010年04月28日

今年最初の槽汲み

今年最初の槽汲みです。
糸島市の商店街にある江川酒販オリジナルの日本酒。
なにしろ酒が生きていますので、栓を開けるとしゅっと炭酸ガスが抜けます。
冷以外に考えられない銘酒。
少し甘めですので、食前酒にも良いかも。

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