なにか物品購入しようと思い、見積りを業者さんに出してもらう。
で、稟議書に添付して回すわけですよ。
そのときに、それ見た上司から、ここに見積り頼んでみて、と、”オレの知り合い”の業者さんを紹介される。もっと安く買えるよう、話しとくから、と。
それはそれで構わないのですが、そういうやり方では当然あとから紹介された業者が安く持ってくるのは当たり前の事で、馬鹿正直に言うことを聞いていると、うちの会社を50年、60年一緒に支えてきてくれた業者さんを切り捨てる事になってしまう。
このやり方は、たかだか1万だか2万程度のコストダウンのために、財務諸表には出てこない、けど大切な経営資源の何かを弱くしているんじゃないだろうか。
経営面で将来必ずボディブローのようにじわじわと効いてきて、大きく足下を掬われる事になりそうな気がする。
口を利かれた業者も、先に出された見積金額が安ければ安いほど、きつかろう。でも”紹介者の顔”やら”付き合い”があるから、複雑な表情で注文請書を持ってくる。
で、あとのサポートやらヘルプやら、金銭的にシビアな対応をしないと利益が出ないものだから、現場サイドでは気持ちの良いお付き合いというものがなかなか難しくなる。