つくづく、良い時代と言いますか、すごい時代になったなと思います。
ちょっとインターネットを使ったら、本場中国の名人と呼ばれる方々が演武されている、非常に貴重な武術の動画が、それこそどれを見ようか迷ってしまうくらい大量に探し出すことができる。
インターネットがない時代には、絶対にあり得なかった事です。
なけなしのお小遣いをはたいて、そこに書かれている内容が果たして本物かどうかいっさい保証のないノウハウ本を買い、よく意味の分からない文章を必死に読み解き、掲載されている写真を見よう見真似で体得して、これ違うんじゃないか、と、うっすらと気づきつつも拳法を身につけた気になっていた、そういう時代を、少年時代を僕は過ごしてきました。
僕は運に恵まれて、非常に身近なところで優秀な先生のもとで太極拳を練習する機会を得、インターネットで貴重な套路を見、身に染み付いている少林寺拳法の型と知識で、ある程度までは拳の理を理解することができる(もちろん深い部分まではまだまだですが)。
ドン!と腰を落として、腹の底から声を出して、連打をしない一撃必倒の拳を繰り出す”九州流”の少林寺は、中国の”伝統拳”に通じるものであり、本山から怒られながらも自らを信じて研鑽してきた事は間違いじゃなかったんだなあと、今、拳を学びながらつくづくと感じてしまいます・・・このあたりはあんまり書くとまた怒られるな。ふふ。
Youtube様々です:
陳式太極拳
大きな山のような印象です。こういう風格を身につけたい!
さてこちら、漫画『拳児』のおかげで名前の知られる事となった八極拳
ぜひ、音を大きくして鑑賞してみて下さい。Shen jiarui氏の呼吸が聞こえます。
これはすごい事です。