デビュー20th anniversaryも近いのではないだろうか、日本の女性シンガーの中で
僕が一番に敬愛する彼女のニューアルバムを聴いている。
先に出されたアルバム『鈴木祥子』を聴いたときに、”せっかく可愛い声をしているのだから、
もっと可愛い子ぶった歌い方をしてもいいのに”と書いた事があったのだが、
今回のアルバムはまさにそんな作りだ。
そんな彼女の声に、ルーズな感じにギターが絡み、王道のガールズポップに仕上がっている。
前作がハードな雰囲気だった事もあり、つい比較してしまうが、本作はよりエンターテイメントに
振られた作りで、携帯プレーヤーのイヤフォンを通しても気持ちよく聴く事が出来る。
こう書くと、前作の評価を低くしているように感じられるが、とんでもないです。
芸術性では十分に拮抗しています。
特に7曲目の『Frederick』は、おそらく曲を書いているときに神が降りてきていたと思います。
アッパーでメロディアスで格好良くて、全盛期の佐野元春を凌ぐのでは、と、なんだか
ハラハラしてしまうくらいの仕上がりです。
アルバム『鈴木祥子』7曲目『Frederick』を聴いてみてね
上のリンクをクリックすると、iTunesが起動し、試聴が出来ます。
iTunesがパソコンに入っていない人は、アップルのサイトでダウンロードをしてください
(入っていないパソコンだと、上リンククリックでインストールを促されます。入れておいて
損はないソフトです)。
『Sweet Serenity』のジャケット。
アルバムアートワークにどうぞ。
(補記)今年がデビュ−20周年でした。しかも、Frederickはパティ・スミスのカバーだったんですね。
オレは本当にファンなのか、と自問してしまいました。
でも、大好きです。