経理をやっていて、最近は特に思う。
金勘定が仕事な訳だが、単なるプラマイゼロを計算しているだけじゃない。
出る金をいかに減らすかの工夫を考える事も仕事だし、いかに儲け話でも、その契約に
瑕疵があれば、厳然とした態度で臨まないといけない。
こんなことをしたからといって、数字に評価が出るわけではない。よほどの目利きじゃないと
評価もしてくれない。
ただ、このへんをきちっと〆ることが、会社の品格を上げる事につながると信じる。
帳尻さえ合っておけば、という考え方は、仕事にけじめがなくなり、
社員の意識や帰属意識まで低下するんじゃないだろうか。
そしてそういう態度で仕事にのぞむ原動力は、経理屋としてのプライドの他ない。
プライドは、こうなりたい自分を描いて、それに飽くなき挑戦を続けるところから生まれる。
正しい知識で、正しい仕事をやり続けるところから生まれる。
会社を良くするためには、経理がしっかりしないといけないなというお話でした。
本日の風景です。
壁の向こうに、実際に何かがある事だけが大事なんじゃない。
何かがあるかも知れないな、と信じる姿勢こそが大事なときだってある。